会社内でエンゲージメント調査を実施【社員のやる気を向上】

人材流出を防ぐ新たな手法

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社内の士気向上にも効果的

インターネットが普及したことで誰でも仕事に関するさまざまな情報を手軽に入手できるようになったせいか、キャリアアップを目指した転職が活発に行われています。採用した新人を何年もかけて一人前に育て上げながら、もっとやりがいのある仕事を求めて転職されてしまったのでは企業にとって大きな損失となってしまうものです。会社の将来を担うはずだった優秀な人材の流出に悩んでいる企業の間では、エンゲージメントと呼ばれるキーワードが注目を集めています。エンゲージメントとは会社への帰属意識や愛着心・思い入れを意味する言葉で、一見すると従業員満足度とよく似た概念です。従業員満足度調査は離職率を下げる目的でよく行われていますが、そうした調査は福利厚生の充実や待遇改善に生かすような形で活用されてきました。従業員にとってはどちらかと言うと受動的な意味合いを持つ従業員満足度と比べ、エンゲージメントは従業員の自発性を重視している点が大きな特徴です。従業員の行動原理と会社の企業理念や戦略・目標とが一致すれば、両者が一体となって最大限のパフォーマンスを発揮できます。従業員エンゲージメントの高い企業は離職率が低いだけでなく、社内の士気も高いため業績は概して好調なものです。企業風土にまで大きな影響を及ぼす従業員エンゲージメントを向上させるには、現状の把握と改善に向けた取り組みが欠かせません。企業の組織診断や経営診断を行っている調査会社でも、エンゲージメントサーベイと呼ばれる新たな調査手法を取り入れている例が増えています。調査方法そのものは従来の従業員満足度調査に準じたやり方で行われる場合が大半ですが、エンゲージメントサーベイでは調査結果を従業員全員に公開する点が特徴です。調査結果を受けた検討会の実施によって従業員1人1人のエンゲージメントが向上すれば、仕事のパフォーマンスも高まる上に貴重な人材の流出防止にもつながります。